四代 市川猿之助 写真展 京鹿子娘道成寺 恋の手習い

開催日:2016年7月10日→8月20日

ESPACE BIBLIO 文明講座特別企画

第16回 ギャラリー エスパス・ビブリオ

四代 市川猿之助 写真展
京鹿子娘道成寺  恋の手習い

今年の5月22日京都春秋座における
あまりにも美しい舞台写真を本邦初公開します。

7月10日(日)~8月20日(土)12:00~19:00
入場無料/日・月曜休館
ただし、8月11日より17日までは休館

アクセス→
http://espacebiblio.superstudio.co.jp/?page_id=2

能を歌舞伎に移入した道成寺物の一つ。初世中村富十郎が1753年(宝暦3年)に江戸で初演しました。本作は鐘への執着というテーマを底流にしながらも、各種の華麗な組曲として構成されたもので、道行、手踊り、毬唄、花笠踊り、手拭い踊り、羯鼓、鈴太鼓、鐘入り、祈り、蛇体などからなります。節、振りなど女形所作事の最高峰で美しさと洗練された技巧の全てが要求される難曲です。中でも眼目は「手拭い踊り・恋の手習い」クドキと呼ばれ、全段の中心を成す見せどころ。藤色地の着付けに手拭いを自在に操ります。演者が恋心たっぷりに女の心情を色気につつみ表現します。クドキだけが本公演で演じられる事はありませんが、5月京都春秋座の舞台で四代猿之助丈によって実現しました。まさに「本邦初演!」本写真展はその舞台を余すところなく実写した、貴重な写真展です。この機会に是非、ご来場ください。

恋の手習い 詞章

恋の手習い つい見習いて
誰に見しょとて 紅鉄漿(べにかね)付きょぞ
みんな主(ぬし)への心中(しんじゅ)だて
オオ嬉し 々
末はこうじゃにェ そうなるまでは
とんと言わずにナ 済まそぞエと
誓紙(せいし)さえ偽りか
嘘か誠か どもならぬ程逢いにきた
ふっつり悋気(りんき)せまいぞと
嗜(たしな)んでみても情けなや
女子(おなご)には何がなる
殿御々(とのごとのご)の気がしれぬ 々
悪所(あくしょう)な々な気がしれぬ
恨み々て かこち泣き
露を含みし櫻花
触らば 落ちん風情な

舞台撮影:齋藤芳弘