20160604JAKOB_2_300

上映+講演企画:現代ドイツ映画シリーズ 上映作品:『嘘つきヤコブ』(日本語字幕付)

開催日:2016.6.4(定員満数 受付終了)

ESPACE BIBLIO 文明講座

上映+講演企画:現代ドイツ映画シリーズ

上映作品:『嘘つきヤコブ』(日本語字幕付)
「壁の向こうのニュージャーマンシネマ ――東ドイツ映画文化の真髄に迫る」

講師:渋谷哲也(ドイツ映画研究者)

ドイツ分断の過去は1990年代以降のドイツ映画によって懐古的に描き出され、まさにそれが歴史の<真実>であるかのように見られているが、実は当時の東ドイツでは西側とは全く異なる相貌の映画文化が花開いていた。国家の統制の厳しい映画産業内において映画人たちの果敢な取り組みは、西側とも他の東欧圏とも異なる独自の美学的・社会批判的なアプローチを生んでいたのである。そんな東ドイツ映画の中から、ナチ時代の過去との対峙を鮮烈な批判精神と抑えた抒情性によって描き切った傑作『嘘つきヤコブ』を紹介し、もう一つの知られざるニュージャーマンシネマへの扉を開く契機とできれば幸いである。

[日時]2016年6月4日(土)
14:00〜17:00(13:30開場)

*14:00より上映開始、休憩をはさみ講義となります

注意!定員満数となりました。受付は終了いたしました。

[参加方法]無料(要予約)

[予約制]メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「6/4渋谷氏上映+講演希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。

おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員60名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://espacebiblio.superstudio.co.jp/?page_id=2
〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F
電話:03-6821-5703

主催:渋谷哲也+エスパス・ビブリオ
映像素材提供:DEFA財団、ドイツ映画文化発掘フェスティバル実行委員会
写真提供:©DEFA-Stiftung, Herbert Kroiss

講師プロフィール:

渋谷哲也(しぶたに・てつや)
1965年生まれ。ドイツ映画研究者。東京国際大学教授。著書に『ドイツ映画零年』(共和国)、「国境を超える現代ヨーロッパ映画250」(共編著/河出書房新社)「ファスビンダー」(共著編/現代思潮新社)等。ドイツ映画の上映企画、字幕翻訳も数多く手がける。

上映作品情報:
『嘘つきヤコブ』1974年(東ドイツ) 上映時間:100分(ブルーレイ)

監督:フランク・バイヤー 原作:ユーレク・ベッカー
出演:ブラスティミール・ブロドスキー(ヤコブ)、エルヴィン・ゲショネック(理髪師コヴァルスキー)

第二次大戦中ポーランドのユダヤ人居住区(ゲットー)が舞台。ナチ占領下で自由を奪われたユダヤ人たちの希望をつなぐためにヤコブはありもしないラジオのニュースを日々仲間たちに伝え続ける。だが根拠のない朗報に喜ぶ彼らを見てヤコブの苦悩は次第に増してゆく。もし彼らに真実を伝えたとしたら…?
東ドイツ国営映画会社であるDEFA製作の本作は米アカデミー外国語映画賞にノミネートされるなど全世界で賞賛を浴びた。

日本語字幕:上田浩二、吉川美奈子