「反共プロパガンダ映画を再見する」 上映『私はシベリヤの捕虜だった』+講演:木全公彦

Espace Biblio+アテネ・フランセ文化センター共同企画
「反共プロパガンダ映画を再見する」
上映『私はシベリヤの捕虜だった』+講演:木全公彦(映画評論家・ライター)

第二次世界大戦後、日本を統治した占領軍は、政治や経済の改革だけでなく、メディアの統制と検閲にも乗り出す。目的は封建主義の排斥と民主主義の普及だったが、日本人に親米意識を浸透させるねらいもあった。その政策の中に、短篇ドキュメンタリー映画を巡回上映するプロジェクトがあった。戦前、報道カメラマンとして活躍した田口修治はこの時期にそうした映画を多数製作したプロデューサーのひとりだ。占領終結によって日本が独立すると、それらのシステムは、激化する東西冷戦下のプロパガンダとしても利用されることになる。田口がCIAの資金を得て製作した『私はシベリヤの捕虜だった』はその典型的な作品である。(木全公彦)

[日時]2014年2月22日(土)
14:00〜17:00(13:30開場)

[参加費]1,500円(当日精算)
*アテネフランセ文化センター会員は1,400円、受付時会員証をご提示下さい。

[予約制]メール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)または電話(Tel.03-6821-5703)にて受付。

●メール受付:件名「木全氏講演希望」にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。おって返信メールで予約完了をお知らせいたします。

※定員70名様

[会 場]ESPACE BIBLIO(エスパス・ビブリオ)
地図→http://goo.gl/maps/uIPqv

主催:Espace Biblio+アテネ・フランセ文化センター
協力:田口寧

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上映作品情報:
『私はシベリヤの捕虜だった』1952年/87分/DVD上映
製作:シュウ・タグチ 監督:阿部豊、志村敏夫 脚本:沢村勉 撮影:藤井静 美術:中古智 出演:北沢彪、重光彰、有木山太、田中春男
1950年代に日本の共産化を恐れたCIAの工作の一環として、シュウ・タグチ・プロダクションズに資金提供し、製作された反共プロパガンダ映画。シベリアに抑留されていたカメラマン藤井静の実体験を基に、日本人抑留者の過酷な抑留生活を描く。真冬の北海道の原野をシベリアに見立て、日本人抑留者施設のオープンセットを建て、そこを中心に撮影が行われた。ワシントンの公文書館で発見されたヴァージョン(タイ語のタイトル)を上映する。
※上映素材の状態が悪く、お見苦しい箇所がある場合がございます。予めご了承ください。

木全公彦(きまた・きみひこ):
映画評論家・ライター・編集者。映画関連の共著、編著に『映畫読本清水宏』『唄えば天国 天の巻・地の巻』など。日本映画の上映企画、DVD制作にも関わる。